時:令和2年12月16日(水)16:00~18:00
講 師:北海道大学電子科学研究所 付属社会創造数学研究センター
人間数理研究分野
教授 長山雅晴 先生
講義題目:「数学を用いて現象を記述する」
講義概要:講師の先生から「数学という学問を使うことで様々な現象を理論的に理解できることを講義します.高校で学習する数学の内容を使って非線形現象を数式で表現することを目指したいと思います.数学が何の役に立ってるの?と疑問に思っている方は是非ご参加ください.」という案内があり、当日29名の生徒が参加しました。
講義のはじめに、数理モデル構築の基本原理、セル・オートマン、漸化式、数理モデルの作り方が説明されました。その後、人口問題、BZ反応の実験、ロウソク燃焼や相互作用、感染症流行の現象等、多くの例を取り上げて、数理モデルによって現象の起こる原理を理解し、予測を与えることができることを学びました。講義の後半で、生徒たちは渋滞やBZ反応についてのセル・オートマンモデルの演習に熱心に取り組み、理解を深めました。